艶やかに、したたかに~玉越屋遊女譚(4)

作家名: 井出智香恵
出版社: forcs
艶やかに、したたかに~玉越屋遊女譚(4)
関連タグ

あらすじ/作品情報

紀伊の田舎――貧乏農家の娘、つやは大病を患った姉の薬代の代わりに女衒(ぜげん)に売られることとなった。女衒とは…遊郭に女を売る仲介人。そんな所に連れていかれるのかと絶望するつやに幼馴染の平太は「唯一の方法だ」と彼女を襲おうとするのだった。だが叶わず、つやは母と姉、そして初恋の平太とも離れ、女衒に連れられ故郷を離れる。遊郭までの道中、女衒の男はつやに遊女とは何たるかを説く。「男たちが求めているのは、心からの笑顔だ」そうしてたどり着いた江戸・吉原遊郭でつやは出会う。このあとつやが生きるために戦う遊女たちと――

ページTOPへ戻る