あらすじ/作品情報
【期間限定 無料お試し版】理不尽な部長の怒声も、ヤラセてくれない彼女へのモヤモヤも、全てSNSの裏垢につぶやくのが、僕のストレス解消法だった。文句ひとつ表に出さず、我慢していた僕は悪くない…。だって、誰にもバレないだろ、こんなフォロワーも少ない裏垢なんて、誰にも迷惑かからないじゃないか。――でも、いま目の前でバレてしまった。バレてしまっていた。しかも、相手は憧れだった塩沢さんだ。焦る僕を弄ぶように「バラされたくなかったら…わかるよね?」。彼女はそう告げると、僕の手を胸に押し当ててきた。